News
ニュース

FMasmoと一関市社会福祉協議会は、全国初の協定を結びました

まもなく、東日本大震災の発生から15年を迎えます。

震災の翌年、2012年に開局した私たちFMasmoは、一貫して「災害から命を守るための放送」に力を注いできました。

 

しかし、命を脅かすものは、地震や風水害だけではありません。

日々の生活の中にある「困窮」や「孤立」、そして「心の健康を崩すこと」。

これらもまた、一人ひとりにとっては命に関わる、いわば「見えない災害」です。

私たちは、こうしたあらゆるリスクから命を守ることこそが、本当の意味での「防災」であると考えています。

 

その理念のもと、FMasmoでは2023年5月から「生活福祉情報」の放送をスタートしました。

生活資金の貸付や食糧支援といったセーフティネットの情報を、天気予報や交通情報と同じように、毎日定時にお伝えしています。

結果として、「放送を聞いて相談に行きました」という声も届き始め、ラジオが命綱になる手応えを感じてまいりました。

しかし、困っている方へ、より正確に、より素早く支援を届けるためにはどうすればいいか。即時性や柔軟性に課題を感じていました。

 

一方、一関市社会福祉協議会様においても、支援を必要とする方が自らSOSを出すのを「待つ」のではなく、情報をこちらから「届ける」ための手段の構築を課題とされていました。

 

「伝えたい」放送局と、「届けたい」社会福祉協議会。

この両者の想いが重なり、このほど、包括連携協定の締結へと至りました。

 

「地域福祉の推進および災害時の情報連携に関する包括協定」

調印式は、佐藤善仁一関市長の立会いのもと、2026年2月26日(木)、FMasmo本社会議室で行われました。

 

この協定により、平常時においては、生活困窮者支援などの福祉情報を、ラジオを使って「能動的に届ける」体制が整います。

さらに、災害時には、社協に開設されるボランティアセンターの情報等を迅速に発信し、復旧支援を力強く後押しします。

 

このほか、今後は以下の取り組みを推進してまいります。

・生活福祉情報の内容の充実と、放送回数の増加

・災害時の迅速な情報発信に向けた合同研修・訓練の実施

・合同での福祉関連の番組の制作、および福祉イベント、シンポジウム等の共催

 

地域のコミュニティFMと社会福祉協議会の間で「災害時における放送協定」を結んでいる事例はありますが、これに、平常時に生活困窮者などを具体的に救済することを主目的の一つとした実務協定が加わるのは、全国的にも極めて先進的なモデルとなります。

 

 

「ふだんの、くらしを、しあわせに(ふ・く・し)」

これは福祉の世界の合言葉ですが、私たちコミュニティFMの最大の願いでもあります。

 

このパートナーシップが、一関市に住むすべての方の「命」と「暮らし」を守る、強靭な情報インフラとなることを目指します。

pagetop