3月11日木曜、東日本大震災から10年をむかえます。
当日は、東北をはじめ全国各地で、追悼の催しや防災訓練が行われます。
一関市では、地震発生時刻の2時46分、サイレンの吹鳴が行われます。
FMあすもでは、この日、正午から4時間にわたって特別番組をお送りします。
震災の翌年に誕生したFMあすもですが、
開局から続く「番組づくりのコンセプト」を、特別番組のタイトルにつけました。
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東日本大震災の当時、私たちを支えたのは「人と人とのつながり」でした。
かろうじて命が助かった2011年。
少ない物資をお互い分けあい、生き繋ごうとする毎日が続きました。
お互いが安全に過ごせるよう、気を配り、声を掛け合いながら過ごしていました。
――自分だけではなく、みんなの無事を願う気持ち
――命を繋いでいくために欠かせない、人と人とのつながり
これが、私たちがあの体験から得た教訓です。
その教訓は、ふたたび大きな「感染症」という困難と向き合っている今の私たちに
必要なことかもしれません。
「人と人とのつながり」によって、安心感を得た私たち。
「人と人とのつながり」によって、復旧の足掛かりを見つけた私たち。
「人と人とのつながり」によって、もう一度、ふるさとを建て直そうとしている私たち。
特別番組では、ラジオを通じ、
命を守るために必要な「人と人とのつながり」について考えていきます。
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番組では、「あの時感じた、人と人とのつながり」をテーマにメッセージをお待ちしています。
・ご近所さんが声を掛けてくれて心強かった
・ガソリンが無くて困っていたときに送り迎えしてもらって助かった
・昔の仕事仲間が遠くから物資をもって駆けつけてくれた
・元気をなくした時に、一緒に涙を流してくれた友達の話 など
10年経った今、あなたのなかで、その思いはどうなっていますか?
いま、社会全体を見まわしてみたとき、あなたはどう感じますか?
番組の中でご紹介させていただきます。
あて先は、
〒021-0881 一関市大町4番29号FMあすも
Mail 795@fm-asmo.co.jp
FAX 0191-48-3364
いずれも、「震災10年特別番組」の係です。
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この日は、一関市が設けた「となりきんじょ防災会議の日」でもあります。
震災後、全国では、さまざまな観点の「命を守る手段」が生み出されましたが、
私たちの町が選んだ防災手段は、「記憶を風化させないよう身近な人と話し合う」
ということ。
ラジオを通じて、まちの皆さんと、あなたの「繋がり」を実感してください。